「点滅」は『マッチを使いろうそくに火をつける』という活動が、子どもたちの興味を強く引き付けていました。
すぐにでも「やってみたい!」とワクワクする内容ですが、
『火を扱う』活動なので、きちんと約束や正しい扱い方(提示)を伝えています。
●必ず先生(大人)が近くにいる時だけの活動であること。
●マッチの先の赤い部分を触ったり、舐めたりしない。
●マッチは水平に持つ。
●使ったマッチは、水の入った容器に入れる。
…など。
提示を見る子ども達の目も真剣です。
子どもたちは自然に静かな世界へ入ります。
ろうそくに灯る「火」は、子ども達に穏やかで心地よい静寂をもたらします。
実際に取り組むと、マッチに火をつけるのって難しい。
その中で、「きちんと扱えば怖いものではないこと」や「火の大切さ」も知っていきます。
またマッチを擦る音や、ろうそくの炎の温かさを感じたり、空気の動き方で炎の形が様々に変わることに気付き、そして炎を消した時の煙のにおいにも感じています。
『点滅』を通じて、色々な事に気付いたり感じたりもしてもらえるとうれしいです。